1.小惑星
2008年8月5日に発見され、2013年9月に小惑星番号「372024」が登録され命名権を取得。発見者の女子高生は「みんなで沖縄らしい名前をつけてほしい」と、「南の島の星祭り2014」で全国から名前を募集したところ、「あやぱに」に決定、発見者の名前の「あや」にもかけられている。
2.民謡
石垣島発祥の祝いの古謡「鷲ぬ鳥節(ばすぃぬとぅるぃぶすぃ)」の中で謡われている冠鷲(カンムリワシ)の雛が立派に育って、正月の空に飛び立って行く際の美しい羽のことを「あやぱに」といい。漢字では「綾羽」と書く
3.研修先
研修させていただいていた、綾部接骨院の綾の字をいただきました。
まず、屋号を考えていた私は研修先の名前に関係のある名前でいいものはないか探していたところ、1.に書いた小惑星発見のネットニュースの記事に目が留まりました。小惑星は、4年間にわたり観測し続けてやっと命名権が取得できるのですが、ふつうこれだけの時間をかけて名前を付けれますとなれば自分の名前入れたいとか、好きな名前を自分で付けたくなると思うのですが、この女子高生は 「みんなで沖縄らしい名前をつけてほしい」と、「南の島の星祭り2014」で全国から名前を募集した のです。そして、これに応募した別の石垣島の女子高生が、2に書いたように、もともとの八重山の古謡の節の中にある縁起のいい言葉「あやぱに」と発見者の名前にかけて命名した。というエピソード見て、発見者のみんなに楽しんでほしいという気持ちと、応募者の発見者の希望をかなえてあげて、発見者の名前にもかけて小惑星の名前を考えてあげた気持ちが、私利私欲でなくみんなを楽しませたり、人の苦労に報いる心だなと、自分もこうありたいなと、とても印象に残りました。
「あやぱに」は縁起もよく、唄の中の冠鷲の雛が立派に育って、正月の空に飛び立って行く様がこれから独立する自分のこの状況と重なって思えたのと、綾部の綾ともかかっていていい名前じゃないかと思い、屋号に掲げさせていただきました。